「花と大地と人と」の発起人である今関は、花の仕事に出会う前から、自然環境、心身の健康といった「人と大地を傷つけない選択」を暮らしの中で実践してきました 。
花屋として働き始めたときに直面したのは、大量の花と、さらにそれを上回る廃棄物。役目を終えた花々と資材の山を前に、「人を幸せにするための花が、なぜこれほど大きな負荷を生み続けているのか」という違和感が、ずっと心に残りました 。
「土から生まれた花は土に戻るのが自然な姿ではないか。大地に深くつながる仕事だからこそ、大地に優しい選択をしたい」 。そう思うようになったとき、ふと自分の食べている野菜は無農薬が多いことに気づきました 。
花も、無農薬で選べるのではないか。
その想いで無農薬の生産者と繋がり、実際に花を手にしたとき、その美しさに息を呑みました。 太陽を浴び、風に吹かれて育った花たちは、一本一本が違う表情を持ち、野性味あふれる色彩を放っています 。力強く、それでいて儚く美しいその姿に、「この花でいい」ではなく「この花がいい」と心が動いた瞬間でした。
ここから、本来の生命力で人を、そして大地を再生する「リジェネラティブフラワー」の構想が動き出します。
大地に負担をかけない花を選ぶということ
大地には、本来“区切り”がありません 。だからこそ、できるだけ大地に負担をかけない花 を選びたい。それは、結果として私たちに多くの豊かさを与えてくれます。
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生命力あふれる美しさ:花本来の色や香りが強く、最後はアンティークのように美しく枯れていく姿まで愛でることができます 。
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循環の質:土や水、生態系への負荷を減らし、生産者の健康にも繋げていきたい。
新しい選択肢をつくるということ
まだ一般的に無農薬の花は、特別な存在かもしれません。だからこそ私たちは、生産者と直接繋がりながら、その物語ごと丁寧に届けていきます 。野菜を選ぶように、花も「育て方や生産者で選ぶ」という選択肢があっていいのではないか 。
今関が営む桜新町の花屋「SENSES」での歩みも大切にしながら、この「花と大地と人と」を通して、無農薬の花という選択肢を少しずつ、確実に広げていきたい 。
生産者も、花屋も、そして花を選ぶ人も。みんなで一緒に、心地よく“変わっていける道”をつくっていきたいと考えています 。